レンタルサーバーの「ConoHa WING(コノハウイング)」では、2022年4月5日から「AlphaSSL(アルファSSL)」の提供が開始されました。
そして、なんとConoHa WINGユーザーは「年6,600円相当のアルファSSLがずーっと無料!」で利用可能です。
当記事では、そんなお得なアルファSSLの導入メリットと設定方法について解説いたします。
- アルファSSLとは
- アルファSSLの導入メリット
- アルファSSLの設定方法

「ConoHa WINGでWordPressブログを始めよう」と考えている方は下記の記事をご確認ください。


アルファSSLとは


アルファSSLとは、SSL国内シェアNo.1のGMOグローバルサイン社※1が提供している信頼性の高いSSLサーバー証明書です。
AlphaSSLもしくはアルファSSLと表現されることが多いです。
機能名称 | AlphaSSL|アルファSSL |
提供会社 | GMOグローバルサイン株式会社 |
導入効果 | 最大256bitの通信を実現し、誰でも安心して利用可能です。 ConoHa WING契約者なら、年6,600円相当※2の独自SSLが永久無料に利用可能です。 |
おすすめ度 |
※1 英Netcraft社「SSL Survey by Hosting Country」有償SSL認証局ルート別(2022年2月時点)
※2「アルファSSL」発行元の定価(2022年2月時点)
SSLサーバ証明書とは
SSLサーバ証明書とは、Webサイトやブログなどの「運営者の実在性を証明」し、ブラウザとサーバ間で「通信データの暗号化」を行うための仕組み(電子証明書)です。
SSLサーバ証明書が導入されたWebサイトやブログでは、ブラウザでのURLがhttp → httpsに変わり、先頭には鍵マークが表示されます。
SSLサーバ証明書の種類
SSLサーバ証明書には、認証内容により3種類のレベルが用意されています。
- ドメイン認証
- 企業実在認証
- EV認証
ドメイン認証 | 企業実在認証 | EV認証 | |
---|---|---|---|
認証レベル | |||
アドレスバー表示 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
認証項目 | ドメイン名の利用権 | ドメイン名の利用権 組織の法的実在性 | ドメイン名の利用権 組織の法的・物理的実在性 組織の運営 承認者・署名者の確認 |
特徴 | 低価格、スピード発行 個人事業主の取得可 | 証明書情報に組織名 ウェブサイトの信頼性アップ | アドレスバー※に組織名を緑色で表示 フィッシング詐欺対策 |
アルファSSLの導入メリット


ConoHa WINGを契約中の方なら入れない理由がないってほどメリットしかないです。
そもそも「永久無料」で本来なら有料のSSLを利用できるってことなので、無料のSSLよりも当然ながら信頼性も高いですし、日本国内でダントツNo.1のGMOグローバルサイン社が提供しているってのも魅力のひとつです。
アルファSSLは、最短2分で発行可能で、256bitの強度な暗号化通信を可能としています。
安価(ConoHa WINGでは無料)なSSL/TLSなのに、信頼性の高いSSLサーバ証明書で、サイトへの安心を提供します。
認証局を選ぶ時に、ブラウザーの対応状況は重要な選択材料のひとつとなります。
99パーセント以上のブラウザーに対応しているため、Webサーバを安全に運用する事が可能です。
安価(ConoHa WINGでは無料)なSSL/TLSで、コストダウン実現可能なサーバ証明書です。
常時SSLのメリット
常時SSL(Always On SSL)は、Webサイト内のすべてのページをSSL化し、セキュリティを強化します。
ユーザーとWebサイト運営者の両方にメリットがあります。
サイト信頼性の向上 | 常時SSLはサイト閲覧履歴やログイン情報等の個人情報の盗聴も防ぐことができるので、「なりすまし」や「フィッシング対策」にも有効です。 |
検索順位に好影響 | 検索エンジンのGoogleは2014年8月にHTTPS化(常時SSL)を検索結果のランキングシグナル(SEO)に反映することを発表しました。 HTTPSのサイトであることが検索順位に大きく影響を与えることとなったのです。 |
SSL化でサイト高速表示 | HTTP/2を利用したWebサイトの高速表示は、SSL化しているWebサイトである必要があります。 常時SSL化することで、高速なブラウザ表示の実現が可能です。 |
アルファSSLの特徴


- 256bit暗号通信
- 書類不要で最短2分で発行
- 24時間申請と発行が可能
- デュアルアクセス(2WAY)対応
- 自動更新
- メール認証 /ページ認証 / DNS認証 選択可能(ConoHa WINGではメール認証は使用できません)
SSL国内シェアNo.1の独自SSL
- SSL国内シェアNo.1のGMOグローバルサイン社提供
- 国産で信頼性の高い独自SSL
年6,600円相当のSSLがずーっと無料
- ConoHa WINGで契約の方なら「年6,600円相当のアルファSSLが永久無料」で利用可能
個人のお客様にも対応
- 法人だけでなく、個人・個人事業主の方も利用可能
- コントロールパネルから簡単設定
ConoHa WINGのSSL仕様比較
Let’s Encrypt | アルファSSL | クイック認証SSL | 企業認証SSL | EV SSL | |
---|---|---|---|---|---|
提供企業 | Let’s Encrypt | GMOグローバルサイン | GMOグローバルサイン | GMOグローバルサイン | GMOグローバルサイン |
料金 | 無料 | 無料 | 2,200円/月 | 58,080円/1年 | 129,800円/1年 |
認証方式 | ドメイン認証 | ドメイン認証 | ドメイン認証 | 企業実在認証 | EV認証 |
サイトシール | – | – | ○ | ○ | ○ |
発行速度 | 即日 | 即日 | 即日 | 書類受領後、最短即日 | 書類受領後、最短約10日 |
有効期限 | 3ヶ月 | 1年 | 1ヶ月 | 1年 | 1年 |
自動更新 | ○ | ○ | ○ | – | – |
オプション | – | – | ワイルドカード 98,780円/1年 | ワイルドカード 98,780円/1年 グローバルIP 4,180円/1年 | – |
SEO対策 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
なりすまし対策 | × | ○ | △ | ○ | ◎ |
- 表示価格はすべて税込みです。消費税の端数処理により表示金額と請求金額に誤差がでることがあります。
無料独自SSLの「Let’s Encrypt」ではなく「アルファSSL」を利用する最大の理由は「なりすまし対策」に対応しているか否かです。
有効期限も1年と長いのと、Let’s Encryptが永久に無料かどうか不明なためです。
アルファSSLの設定方法


\ 国内最速!初期費用無料の高性能レンタルサーバー /
ConoHa WINGならAlphaSSL(アルファSSL)が永久無料で使えます。
提供開始日 | 2022年4月5日 |
提供対象サービス | ConoHa WING 全プラン |
ご利用料金 | 永久無料 |
有効期限 | 1年 |
更新 | 自動 |
ご利用方法 | コントロールパネル「サイト管理」の「サイトセキュリティ」メニューから、「オプション独自SSL」の「アルファSSL」から申請してください。 |


ConoHa WINGでアルファSSLを設定する
設定はたったの1分、SSL発行まで数分で完了します。
ConoHa WINGログインページ
- 「メールアドレス」を入力します。
- 「パスワード」を入力します。
- 「ログイン」ボタンをクリックします。


- メニューの「サイト管理」ボタンをクリックします。


- 「サイトセキュリティ」ボタンをクリックします。
- 無料独自SSLで「ON」ボタンをクリックします。


無料独自SSLの利用設定が「ON」で利用中になっているかを確認します。
利用中になっている場合は、先に無料独自SSLを「OFF」にして停止させる必要があります。
- 無料独自SSLの利用設定で「OFF」ボタンをクリックします。


- ポップアップの確認画面で「はい」ボタンをクリックします。


設定中の表示が出るので数分待ちます。


OFFボタンに下線が付いたら設定完了です。


無料独自SSLがOFFになった時点でサイトの閲覧がエラーで見れなくなります。
なので、アクセスの少ない時間帯で設定することをおすすめします。
※数分でアルファSSLの認証が完了できます。


- オプション無料独自SSLの「オプション無料独自SSL」ボタンをクリックします。


- プランで「アルファSSL」を選択します。
- 認証方法で「ページ認証」を選択します。
- 「次へ」ボタンをクリックします。


- 2wayオプション
-
www付きURL/www無しURL両方のURLに証明書を適用することができるオプションです。
クイック認証SSLのサーバーセットプランでは、自動適用となります。
wwwなしの親ドメインをConoHaDNSで運用していない場合は、2wayオプションは適用されません。 - ページ認証
-
認証用のテキストファイルをWebサイト(コモンネーム)から参照する認証方法です。
※認証用のテキストファイルは、既にご利用のサーバーに設置されています。
※テキストファイルを参照するため、外部からのアクセスができる状態であることが必要です。 - DNS認証
-
証明書を発行するドメインのネームサーバーを、下記ConoHaのネームサーバーに設定してください。
ns-a1.conoha.io
ns-a2.conoha.io
ns-a3.conoha.io※証明書発行完了後に、ConoHaのネームサーバー以外に変更を行った場合、証明書は無効となりますのでご注意下さい。
クイック認証SSL設定画面


企業認証SSL設定画面


EV SSL設定画面


- SSLサーバー証明書 申請完了で「SSL TOP」ボタンをクリックします。


- ステータスが「認証待ち」になっているのを確認します。


- 数分でステータスが「利用可能」になります。
利用可能になれば、サイトも正常に閲覧することが可能です。


アルファSSLが設定されているか確認する方法
- 「鍵マーク」をクリックします。
- 「この接続は保護されています」をクリックします。


- 「証書は有効です」をクリックします。


- 通称が「AlphaSSL」に変更されていればOKです。


- 組織が「Let’s Encrypt」の無料独自SSLのままだった場合は数分後に再度確認してください。


まとめ
当記事では「ConoHa WINGでアルファSSLの導入メリットと設定方法」について解説しました。
「アルファSSL」を無料で導入可能なレンタルサーバー「ConoHa WING


【ConoHa WING】アルファSSLの導入メリットと設定方法は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。