ブログで稼ぐために絶対に必要となる知識が「SEO」です。SEOを理解せずにブログで成功することはありません!
当記事では、ブログ初心者におすすめのSEO対策について、下記のような悩みや疑問に答えていきます。
- 当記事の信頼性
当サイトでは「本業×副業で経済的自立による豊かで自由な生活を手に入れること」をコンセプトに、副業やブログの始め方・稼ぎ方を発信しています。
SEOは、ブログのライティング前に理解しておく必要があります。SEOを理解しているか、していないかで、ブログ記事のクオリティに大きく影響を及ぼします。
ブログ作成に大事なSEOについて、SEOコンサルタント経験がある私が、SEO対策の基礎知識とブログ運営に役立つ具体的なテクニックを初心者向けに解説します。
多数のWebメディア立上げと運用に関わっている「現役Webマーケター」が、SEO対策の基本を伝授!
WordPressブログの開設がまだの方へ
当ブログでは、WordPressブログの始め方「簡単5ステップ」にて、初心者でも簡単にブログを始める方法を紹介しています。
SEOとは
SEO(Search Engine Optimization)とは日本語で言うところの「検索エンジン最適化」の略です。
検索エンジン(=Google検索)の検索結果ページで、自分のブログが上位に表示されるようにする手法のことをSEOと言います。
検索エンジンは、独自の計算方法で検索結果の順位を決めているので、SEOではその計算方法に影響を与える要素を推測し、最適化することで、検索上位を目指す取り組みとなります。すなわち、SEO対策とはそのような取り組みのことを指します。
SEO対策とは
SEO対策とは、検索エンジンにおいて、特定の検索キーワードでブログが上位(1位〜10位以内)に表示されるようにするための施策のことです。
SEO対策には、大きく分けて「内部対策」と「外部対策」があります。
SEOの内部対策とは
内部対策とは、自分のブログの内部構造やコンテンツを最適化することで、検索エンジンに認識されやすくする施策です。
例えば、サイトマップの作成、URLの正規化、キーワードの配置、コンテンツの品質向上などがあります。
SEOの外部対策とは
外部対策とは、自分のブログ以外の場所からリンクを得る「被リンク対策」のことで、検索エンジンに信頼性や関連性を示す施策です。
例えば、他サイトへの記事投稿、SNSや口コミサイトでの拡散、Web広告などがあります。
通常なら専門家にお金を払って対策してもらうような内容です!
SEO対策のメリット・デメリット
- 自然検索からの集客効果が高まる
- 費用がかからない集客施策となる
- ブランディング効果が高まる
- 質が高く意欲的なユーザーの集客
- 中長期的なアクセスが見込める
- 対策知識を学ぶための勉強時間が必要
- 成果が出るまで時間がかかる
- 検索エンジンの更新に対応が必要
SEO対策=Google対策
「SEO対策=(イコール)Google対策」って聞いたことないですか?
理由は国内の検索エンジンのシェア率が関係しています。
検索エンジン | シェア率 | 順位 |
---|---|---|
76.81% | 1位 | |
Yahoo! | 14% | 2位 |
bing | 8% | 3位 |
CocCoc | 0.33% | 4位 |
DuckDuckGo | 0.32% | 5位 |
YANDEX | 0.22% | 6位 |
- 出典:Statcounter
上記のグラフと表は、国内の検索エンジンのシェア率を示しています。圧倒的にGoogleのシェア率が高く、次にYahoo!となっています。これだけのシェアを獲得しているGoogleに対して対策するのは当然と言えます。
さらに、Yahoo!は、Googleの検索アルゴリズムを採用しているので、実質90%のシェアをGoogleが獲得していることになります。
SEO対策で1番大事なことはGoogleが示す基本を守ること
SEO対策で1番大事なことは、Googleが示す基本ガイドラインを守ることです。
まずは、「Googleが掲げる10の事実」について知る必要があります。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
いかがですか?なんとなく言いたいことはわかるけど、SEOにどう関係するの?って思いますよね。
- SEOとしての結論
読者(ユーザー)のことを1番に考えて記事を書くことがSEO最大の対策です!
一つひとつを、SEOに関連づけて考えてみましょう。
①ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
1個目の事実については、結論で述べた内容が当てはまりますね。Googleにとって「ユーザーファースト」が最も重要なことなんです。
記事作成時に、読者の立場や気持ちになって記事を書かないと、読者は離れていくし、逆に読者の立場になって記事を書けば、最初は読んでくれる人が少なくても、後からどんどん増えてくる。ってことです。
SEOにとって1番大事なことなので常に意識しておきましょう!
読者の立場になって記事を書くコツ
読者の立場になって記事を書くコツは、以下の内容を意識して記事を書いてください。
- 結論がわかりやすい。結論から書く。
- 読者層(ターゲット)が理解できる言葉や文章で書く
- 読者の悩みや疑問を解決できる内容になっている
- メリットだけでなくデメリットも伝える
- 文章は簡潔に長くならない
- 信ぴょう性のあるデータを提示する
②1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
2個目の事実については、スペシャリストや専門家の意見は、そうでない人よりも信頼や安心につながると言うことです。
ブログテーマを考える時に、得意な分野か、興味のある分野を選ぶようにしてください。そして、関連性のないテーマを複数組み合わせたブログテーマではなく、一つのことに特化したブログにしてください。
SEOにとって、特化ブログであればあるほど、優位性が高まります。さらに、その分野においての専門家(資格保持者)であれば、権威性も高まります。
失敗しないブログテーマの決め方は下記の記事をチェック!
『ブログ初心者が失敗しないブログテーマの決め方』については下記の記事をご確認ください。
③遅いより速いほうがいい。
3個目の事実については、情報は常に最新であり、瞬時に見れることが重要です。
ブログ運営では、常に最新情報に記事を更新することと、内部対策をしっかり行なって、ブログの表示速度を高めるようにすれば検索結果の上位に表示されやすくなります。
ブログの表示速度において重要な指標の一つに「コアウェブバイタル」があります。
コアウェブバイタルとは、Googleが2020年に発表したUX(ユーザー体験)の指標です。2021年5月からGoogle検索のランキング要因になりました。モバイル検索のみが対象で、PCは対象外です。
コアウェブバイタルには、LCP(最大コンテンツの描画)、FID(最初の入力遅延)、CLS(累積的レイアウトシフト)の3つの指標があります。これらは、ページの表示速度や操作性に関係しているSEO対策です。
コアウェブバイタルの評価を調べる方法は、Googleが提供している「PageSpeed Insights」を利用します。
ページの表示速度は、ブログ初心者がどうにかできる問題ではありません。では、どうすれば良いのか?それは、表示速度に最適化された「レンタルサーバー」と「WordPressテーマ」を選ぶことが重要です。
- レンタルサーバーは「ConoHa WING(コノハウイング)」がおすすめです。
- WordPressテーマは「SWELL(スウェル)」がおすすめです。
下記は、当記事を「PageSpeed Insights」で計測した結果です。
計測結果からもわかるように、当ブログで使用している「ConoHa WING(コノハウイング)」と「SWELL(スウェル)」を利用すれば、専門知識がなくても「ページの表示速度」が早いWordPressブログで運営ができます。
表示速度の早いブログを手に入れたい方は下記の記事をチェック!
『ConoHa WINGでWordPressブログの始め方』については下記の記事をご確認ください。
『SWELLの購入方法・導入方法・初期設定』については下記の記事をご確認ください。
④ウェブ上の民主主義は機能する。
4個目の事実については、品質の高い記事(=ユーザーにとって有益)は、上位に表示されやすいと言うことです。では、どのように品質の高い記事と判断しているのかについては、多くの要素とPageRankアルゴリズムで決定されています。
その要素とPageRankアルゴリズムは非公開なので、確認することはできません。わかっていることとしては、被リンクの数が大きく影響していると言うことです。
被リンクとは、自分のブログ記事が、別のブログやサイトからリンクされることです。被リンクはSEO効果が期待できる要素の一つですが、良質な被リンクを増やすことが重要です。
被リンクの数を増やすことを「外部SEO対策」と言いますが、意図的に増やすような行為は禁止されています。10年以上前になりますが、当時はリンクを購入して被リンクを増やすSEO対策「ブラックハットSEO」という方法が主流でした
しかし、現在の検索アルゴリズムでは、そのような行為をすると、ペナルティによりページが検索結果に表示されなくなってしまうので、気をつけましょう。
⑤情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
5個目の事実については、そのまんまの意味ですね。わかりやすく言うと、モバイル(スマホ)に最適化する必要がある。と言うことです。
Googleは「コアウェブバイタル」を検索ランキングの指標として発表した時に、4つのシグナルについても言及しています。その中の一つに「モバイルフレンドリー」が含まれています。
- モバイルフレンドリー:ブログやサイトがスマートフォン対応している
- セーフブラウジング:ブログやサイトが安全(ウイルスに感染していない)に閲覧できる
- HTTPS:ブログやサイトがSSLで暗号化通信されている
- 邪魔になるインタースティシャルがない:コンテンツが見えなくなるぐらい邪魔な広告がないようにする
自分のブログがモバイル(スマホ)に最適化されているか調べる方法として、Googleが提供している「モバイルフレンドリーテスト」があります。
当ブログをテストした結果は下記です!
⑥悪事を働かなくてもお金は稼げる。
6個目の事実については、SEOでも正しい行いが必要と言うことです。先述した「ブラックハットSEO」も悪い行いの一つですが、他にも禁止されている行為があります。
- 複製コンテンツ:別のサイトのコピーコンテンツを作成する行為
- キーワードの詰め込み:意味もなくキーワードを羅列する行為
- 自動生成コンテンツ:プログラムによって機械的に自動生成されたコンテンツを大量に作成する行為
- 質の低い被リンク:関連性がない、もしくはドメインランクの低いサイトからの被リンクを獲得する行為
- 隠しテキストや隠しリンク:ユーザーに見えない状態で、検索エンジンにだけわかるように設定する行為
- クローキング:検索エンジンとユーザーに見せるページを意図的に変えて評価を高めようとする行為
- 不正なリダイレクト:ユーザーが意図しないページにリダイレクト(転送)させる行為
- 悪意のある動作をするページ:ユーザーが求めていない情報を無理矢理表示させたり、強制的に動作させる行為
- リッチスニペットの悪用:ページの内容とリッチスニペット(構造化データ)の内容に違いがあるような行為
これらの行為は、悪意をもって行わないとできないので、普通にブログ運営している限りは気にする必要はありません。
ペナルティからの信用回復は大変なので絶対やらないように!
⑦世の中にはまだまだ情報があふれている。
7個目の事実については、Googleの検索アルゴリズムは常に進化していると言うことです。その証拠に、Googleは年に数回「コアアルゴリズムアップデート」を行なっています。
コアアルゴリズムアップデートとは、Googleが検索アルゴリズムのベースとなる部分を大きく変更して更新することです。
コアアルゴリズムアップデートは、年に2~4回程度あり、Googleが公式に事前告知した後に実施されます。そして、SEOの検索結果に大きな影響を与えるため、ブログ運営者にとって重要なイベントです。
Googleのコアアップデートによって、上位表示されていた記事が急にランク外に落とされるなんてこともあります。中には、すべての記事ページがランク外に落とされて、アフィリエイトで数百万の稼ぎがあったブログが一夜でゴミブログになるなんてこともあります。
ただ、そこまで酷い状況になるブログは、ペナルティを受けているか、禁止行為を行なっていることが多いです。
ユーザーファーストのブログならコアアップデートも怖くないですよ!
⑧情報のニーズはすべての国境を越える。
8個目の事実については、日本に居ても海外のブログが見れるように、海外の方が日本のブログを見ることができます。Googleは世界中に検索サイトを展開しており、すべてはグローバルにつながっています。
グローバルの時代となった今では、日本の情報を見たい人は、日本人だけでは無いと言うことですね。特に観光や旅行、地域に特化したブログを運営している場合は、国内だけでなく、海外にも視野を広げてみるのも一つのSEO対策となります。
Google翻訳で海外の人でも日本語ブログを読むことができるよ!
⑨スーツがなくても真剣に仕事はできる。
9個目の事実については、「どんな仕事にも真剣に取り組べば価値がある」と解釈できそうですね。私の個人的な意見になりますが、新しいことへの挑戦や継続する力が必ず成功への道へと繋がっていると考えています。
ブログ運営で大事なのは、「誰も書いていない記事を書くこと」「記事を書き続けること」「常に新しく更新すること」です。それが、SEOにも大きな影響を与えます。
ブログで成功している有名ブロガーのほとんどが、成功するまで続けているってことだけなんです。当然ながら、成功までの道のりには早い、遅いがありますが、どれだけ遅くても続けていれば、必ず成功への道が広がるはずです。
ブログで稼ぐには継続することが1番大事です!
⑩「すばらしい」では足りない。
10個目の事実については、常に新しい品質の高い記事を作り続けることです。今日「すばらしい」ものでも、明日には「もっとすばらしい」ものが出てくるかもしれません。常に新しく進化し続けることが大事なんです。
このことから何がわかるのか?それは、今からブログを始めようと考えているあなたにも、必ずチャンスがあると言うことです。今この瞬間に上位表示されているコンテンツが、永遠にそうであるはずがありません。
なぜなら、常に情報は進化し、新しい情報へと書き換えられているからです。あなたが勝つチャンスはそこにあるのです。
例えば、急に世間のトレンドを席巻した「チャット型AI」の登場を誰が予想したでしょうか?
他にも、毎日のように新しい商品やサービスが出ています。これらの情報をいち早くキャッチし、誰よりも早く記事にした人が勝つんです。そして、新しい情報に更新していくことで、常に検索上位を狙うことができます。
ブログがオワコン?ブログが終わるはずがないんです。なぜなら、常にユーザーは新しい情報を待ち望んでいるからです。
今すぐブログを始めたい方は下記の記事をチェック!
『ConoHa WINGでWordPressブログの始め方』については下記の記事をご確認ください。
ブログ初心者におすすめのSEO対策13選
ブログ初心者におすすめのSEO対策について紹介します。
- WordPressでブログを始める
- 雑記よりも特化ブログを運営する
- E-E-A-Tを満たすテーマを選ぶ
- ターゲットを明確にしてニーズを理解する
- キーワード選定をする
- キーワードをタイトルに含める
- キーワードを見出しに含める
- メタディスクリプションでクリック率を高める
- 画像にaltタグを設定する
- 画像圧縮とWebP変換で画像を軽量化する
- 関連する記事同士を内部リンクで繋げる
- カテゴリー設定はシンプルでわかりやすく
- 外部SEO対策で被リンクを獲得する
それぞれの方法についてわかりやすく解説します。
①WordPressでブログを始める
ブログ初心者がSEOの強いブログを始めるには、大前提として「WordPress」でブログを始めるのがおすすめです。
その理由は以下の通りです。
- 検索エンジンが理解しやすい構造になっている
- 独自ドメインで運営できる
- 自由度が高く、SEO対策がしやすい
- SEO対策されているテーマが利用できる
- SEO対策プラグインが豊富にある
WordPressブログは自由度の高さが魅力で、テーマやプラグインを使って自分好みのブログを作ることができます。また、SEOにも強い設計になっているため、WordPressブログを利用するだけでSEOの恩恵を受けられます。
WordPressブログの始め方は下記の記事をチェック!
『ConoHa WINGでWordPressブログの始め方』については下記の記事をご確認ください。
②雑記よりも特化ブログを運営する
ブログには「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2つがあります。
- 雑記ブログとは「テーマやジャンルを決めずに色々な記事を書くブログ」のことです。
- 特化ブログとは「テーマやジャンルを1つに絞って書くブログ」のことです。
SEOに強いブログは「特化ブログ」です。なぜなら、Googleが検索ランキングを判定する基準に、ブログ全体の評価を含んでいるからです。テーマがバラバラの「雑記ブログ」だと、専門性や権威性が弱まってしまうからです。
「雑記ブログ」と「特化ブログ」の詳細は下記の記事をチェック!
『特化ブログと雑記ブログの違いとメリット・デメリット』については下記の記事をご確認ください。
③E-E-A-Tを満たすテーマを選ぶ
E-E-A-Tとは、Googleがブログの品質を評価する基準の一つで、「Experience(経験・体験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trust(信頼性)」の頭文字をとったものです。SEOにおいて重要な概念で、これら4つの品質評価を満たした記事が、検索結果で上位に表示されます。
SEOに強いブログを作るには、E-E-A-Tを満たすことができるテーマを選ぶ必要があります。
E-E-A-Tを満たすブログテーマの選び方は下記の記事をチェック!
『ブログ初心者が失敗しないブログテーマの決め方』については下記の記事をご確認ください。
Experience(経験・体験)
Experienceでは、自分が経験や体験したことを記事にすることで、Googleからの評価が高くなります。Googleは「一次情報」の正確さに対して検索で上位表示するようにしています。
Expertise(専門性)
Expertiseでは、ブログテーマや記事情報がある分野において専門的な情報を提供できていることで評価が高くなります。先述した「特化ブログ」と近い指標となります。
Authoritativeness(権威性)
Authoritativenessでは、専門的な記事内容に対して、ブログ運営者、もしくは運営会社、さらに執筆者の資格や信ぴょう性が評価に影響を与えます。
例えば、風邪薬について調べた時に、誰が書いたかわからないような記事よりも、薬剤師や医者、または製薬会社が書いた記事の方が信頼性が高く安心できますよね。
Trust(信頼性)
Trustでは、ユーザーがブログの内容や運営者を信頼できることで、ブログの安全性などから評価が高くなります。信頼性に関しては、図で示した通り、「経験・体験」「専門性」「権威性」の3つが高いことで「信頼」が生まれると考えられています。
④ターゲットを明確にしてニーズを理解する
E-E-A-Tを満たせるブログテーマが決まったら、次はターゲットを明確にして、そのターゲットのニーズを理解する必要があります。ターゲットを定めるコツは以下です。
- どのような人に
- どのような情報を届け
- どうなってもらいたいのか
検索順位で上位を狙うには、ターゲットが広すぎると、競合が強すぎて優位性を高めることができません。自分の優位性が高められるターゲットに絞ることで、勝つチャンスが生まれます。
例えば、ブログテーマを「キャンプ」にした場合のターゲット設定について解説します。
どのような人に
キャンプと言っても、人によって知りたい情報は違います。まずは、「どのような人」に対してブログ記事を書きたいのか、いくつか候補をあげましょう。
- ターゲットの人物像を考える
- キャンプを始めたい初心者
- 楽にキャンプをしたい人
- ソロキャンプに興味がある人
- キャンプ女子
- 子連れキャンプ
キャンプだけでも、ターゲットとなる人物像はたくさんあります。大事なのは、より明確なターゲットをイメージすることです。
どのような情報を届け
ターゲットにより近い人物像が決まったら、次は、どのような情報を記事にするかを考えます。ここでもいくつか候補をあげましょう。人物像は「楽にキャンプをしたい人」を例に考えてみましょう。
- ターゲットに届ける記事を考える
- 手ぶらでキャンプ
- おすすめのグランピング施設
- キャンプの便利グッズ
- お家でキャンプ
- 車でキャンプ
「楽にキャンプしたい人」に絞っても、記事ネタはたくさんあります。ブログ記事ではターゲットの心理を読み解くのが大事です。
ターゲットの知りたい情報や悩み、疑問を解決できる記事が読者にとって有益な記事といえます。
どうなってもらいたいのか
ターゲットに届ける記事が決まったら、次は、ブログを読んだ読者に「どうなってもらいたいのか」を考えます。
例えば、「手ぶらでキャンプ」の記事を読んだ読者が、読み終わった後に、悩みや疑問を解決できている状態が大事です。なので、「手ぶらでキャンプ」というキーワードで検索するユーザーの悩みや疑問が何なのか深く知った上で記事を書く必要があります。
- ターゲットの悩みを深く理解する
- 手ぶらでキャンプができる施設は?
- 準備も片付けも本当に不要なの?
- 手ぶらキャンプの予約方法は?
- 手ぶらキャンプのレンタル品は?
- 手ぶらキャンプの料金は?
- 手ぶらでキャンプの料理プランは?
読者の気持ちになって、より深く心理を理解すれば、その記事は検索上位に出やすくなります。
ターゲットを明確にして、独自の切り口で記事を書けば、ブルーオーシャンはまだまだあります。
顕在化されたニーズだけでなく潜在ニーズまで深掘りしましょう!
⑤キーワード選定をする
ここからは、本格的にブログを書く準備に入ります。
SEOで大事なのは、「ニーズがあって勝てるキーワード」を探すことです。キーワード選定は、ターゲットが検索するワードの中で、勝てるキーワードを選定する作業です。
このキーワード選定が、記事を書くうえで最も重要な作業となります。なぜなら、ニーズの高いキーワードを選定したとしても、そのキーワードは競合が多く、ブログ初心者が勝てるキーワードとは言い難いです。
逆に、ニーズの低すぎるキーワードを選定しても、ほとんど検索されないため、ブログへの流入を獲得できません。
なので、キーワード選定では、ニーズはそれなりにあって、検索上位に法人メディアが少ないキーワードを選定することが大事です。さらに「ロングテールキーワード」を意識すれば、勝てるキーワードが見つかります!
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードの組み合わせで構成された、検索キーワードのことです。例えば、「ワードプレス ブログ おすすめ」や「ワードプレス ブログ 作り方」などがロングテールキーワードにあたります。
ロングテールキーワードがSEOに向いている理由は、競合が少なく、上位表示しやすいことや、ニッチなニーズに応えられることです。
SEOで勝てるキーワード選定の方法は、以下の手順で進めます。
- メインキーワードを決める
- 複合キーワードを抽出する
- 検索ボリュームを調査する
- 不要なキーワードを削除する
- 記事執筆の優先順位を決定する
⑥キーワードをタイトルに含める
勝てるキーワードが見つかったら、検索キーワードと記事の内容に関連するキャッチーな「タイトル」を作成します。
たとえば「手ぶら キャンプ場 子連れ」というキーワードを選定した場合、次のようなタイトルが考えられます。
- タイトルの参考例
手ぶらでOK!子連れで行けるおすすめのキャンプ場10選
タイトルは、SEOの中でも重要な要素の一つです。検索結果にも必ず表示されるため、狙ったキーワードをタイトルに入れて、検索結果の上位に表示されるようにしましょう。
さらに、キーワードとタイトルの関連性が高ければ、ユーザーのクリック率も高まります。
⑦キーワードを見出しに含める
タイトルが決まったら、キーワードを含めた「見出し(hタグ)」を作成します。
- h1:ブログ記事ではタイトルで使用します。
- h2:本文内の章ごとの最初にくるテーマタイトル(中見出し)で使用します。
- h3:章に含まれる小見出しで、h2の配下で使用します。
- h4:小見出しに含まれるポイントで、h3のさらに配下で使用します。
- h5〜h6:ブログでは、ほとんど使用しません。
見出しにキーワードを含めることで、読者にとってもわかりやすく、Googleにとっても記事の内容が認識しやすくなります。なので、見出しの役割を理解して、キーワードを上手く含めることができれば、SEOにも良い効果を与えることができます。
次からは、SEOの内部対策(テクニカルな要素)について解説します。今までの対策は、誰もがやっている部分ですが、ここからは差別化ポイントでもあるので、対策すればSEOで優位性が高まります。
⑧メタディスクリプションでクリック率を高める
記事には「メタディスクリプション(要約文)」を設定してクリック率を高めましょう。
メタディスクリプション(meta description)とは、ページの内容を要約した短い文章で、検索エンジンの検索結果に表示される説明文でもあります。
メタディスクリプション自体には、SEO的な効果はありませんが、最適な要約分を設定することで、クリック率が高まり、間接的なSEOとして効果を発揮します。
メタディスクリプションを設定したとしても、Googleが変更する場合があります。その場合は、特に気にする必要はありません。Google側で、本文の中から最適な文章をAIが自動的に抽出して、検索結果の説明文に設定しています。
⑨画像にaltタグを設定する
記事内の画像には「altタグ(alt属性)」を用意して、画像の代替テキストを設定しましょう。
HTMLのimg要素やinput要素で画像を表示させる際、その画像の代替テキストを指定するためのタグです。
altタグには以下のような役割があります。
- altタグの役割
- 検索エンジンに画像の内容を伝えてSEO対策する。
- 画像が表示されない時の代替テキストとして表示する。
- コンテンツを音声変換するスクリーンリーダーで読み上げられる。
altタグはSEO対策にも有効です。画像検索からの流入を増やしたり、記事の内容を補足したりすることができます。
WordPressでaltタグを設定する方法は、画像を選択して、右のサイドバーから「Altテキスト(代替テキスト)」の枠に、画像の説明文を入れます。
もしくは、画像自体の設定で「代替テキスト」の枠に、画像の説明文を入れます。
画像には「代替テキスト(alt属性)」に設定した説明文と同じものを「タイトル」にも設定することで、Googleの画像検索で表示されやすくなります。
altタグは設定していない人が多いので、差別化ポイントです!
⑩画像圧縮とWebP変換で画像を軽量化する
ブログ記事内の容量のほとんどが画像データの重さです。画像データの圧縮率で、ページの表示速度が大きく変わります。
特に、次世代画像フォーマット「WebP」を利用すれば、ページの表示速度が格段に上がるため、ユーザビリティの向上につながります。さらに、GoogleのSEO指標でもある「コアウェブバイタル」の評価にも影響があるので、検索結果の上位表示にも貢献します。
コアウェブバイタルとは、Googleが2020年に発表したUX(ユーザー体験)の指標です。2021年5月からGoogle検索のランキング要因になりました。モバイル検索のみが対象で、PCは対象外です。
コアウェブバイタルには、LCP(最大コンテンツの描画)、FID(最初の入力遅延)、CLS(累積的レイアウトシフト)の3つの指標があります。これらは、ページの表示速度や操作性に関係しているSEO対策です。
無料の画像圧縮ツールで有名なのが「TinyPNG」です。ブログで利用される画像フォーマットのほとんどを圧縮でき、圧縮率も高いのでおすすめです。
WordPressブログでWebPの設定方法は下記の記事をチェック!
『WordPressプラグイン「EWWW Image Optimizer」の設定方法と使い方』については下記の記事をご確認ください。
⑪関連する記事同士を内部リンクで繋げる
内部リンクでは、関連する記事同士を繋げて、読者のための回遊動線を設定しましょう。
内部リンクとは、自分のブログ内の関連する記事同士をつなげるリンクのことです。内部リンクを設定することで、Googleのクローラーが巡回しやすく、ユーザビリティも向上させられます。
読者は、一つの記事だけで離脱するわけではなく、いくつかの記事を連続して読むことが多いです。そのためには、記事内に関連する記事への内部リンクが設定されていないと、読みにいくことができません。なので、関連する記事を書いたら、内部リンクを設定して、ブログ内を長時間回遊してもらいましょう。
そうすれば、読者のエンゲージメントが高まり、Googleからのブログ評価が高まります。そうなれば、SEOにも良い影響を与えてくれます。
⑫カテゴリー設定はシンプルでわかりやすく
ブログでは、記事の内容に応じたカテゴリーを設定する必要があります。WordPressでは、デフォルトで「カテゴリー機能」が用意されています。
カテゴリーを設定して、ユーザーがほしい情報をすぐに見つけられるサイト構造にしましょう。ただ、カテゴリーをむやみに増やしてしまうと、ほしい情報がすぐに見つけられなくなるので逆効果にもなります。
最適なカテゴリー数で、最適な階層に、最適な記事数を用意して設定します。
⑬外部SEO対策で被リンクを獲得する
自分のブログに、被リンクの数を増やすことを「外部SEO対策」と言います。
被リンクの獲得では、意図的に増やすような行為は禁止されています。10年以上前になりますが、当時はリンクを購入して被リンクを増やすSEO対策「ブラックハットSEO」という方法が主流でした。しかし、現在の検索アルゴリズムでは、そのような行為をすると、ペナルティによりページが検索結果に表示されなくなってしまいます。
では、どのようにして被リンクを獲得すれば良いのか?
それは、品質の高い記事を書けば自然と被リンクが獲得できる。ということです。これが、Googleの考える「被リンク獲得」の本質です。
それを繰り返しておけば、被リンクの数も増えていくので、ブログのSEOが高まっていくことにつながります。なので、意識して被リンクの数を増やすよりも、品質の高い記事を量産することに集中することが、結果的に被リンクを獲得することにつながります。
ブログ初心者におすすめのSEO対策13選は以上です。
まとめ
当記事では「ブログ初心者におすすめのSEO対策13選」について解説しました。
ブログで稼ぐためには、ブログに訪れてくれるユーザーを増やす必要があります。その方法が、SEO対策です。
SEO対策で大事なことは、Googleの検索エンジンに最適化させることです。Googleの検索エンジンに最適化させる方法はいくつかありますが、その中で最も重要なポイントが「ユーザーファースト」で記事を書くことです。
SEOの原点は、ユーザー目線で、ユーザーの立場になって考えた記事が上位表示されることです。なので、難しく考えず、常にユーザーファーストで記事を書けば、Googleから評価されて検索上位に表示されます。
【SEOで1番大事なこと】ブログ初心者におすすめのSEO対策13選は以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。